TALK SESSION
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14:00 - 14:40
博士人材のスタートアップキャリア
ディープテックのスタートアップでは特に博士人材のニーズが高い。研究開発だけでなく、博士号を持ち産業で経験を積んだ人材がビジネス面で活躍することもある。その一方、博士号を持っている人材や博士課程に在籍する人材にとって、スタートアップでのキャリアは身近なものではない。そこでこのセッションでは、より多くの博士人材にスタートアップでのキャリアに関心を持ってもらうため、スタートアップで活躍する博士人材や、スタートアップを起業した博士人材に、キャリアパスとスタートアップに参画した動機を聞いていく。加えて文部科学省の博士人材政策担当者から最新の博士人材の動向を聞くことで、今後の博士人材の活躍についても議論していく。
SPEAKER
Moderator
加々美 綾乃
Kagami Ayano
CIC Japan
Assistant Director of CIC Institute
東京大学理学系研究科生物化学専攻で博士(理学)を取得後、2012年に文部科学省に入省しライフサイエンス政策や国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の設立に携わる。2017年にマサチューセッツ工科大学に留学(修士課程)し、スタートアップエコシステムを研究。帰国後、内閣府科学技術・イノベーション事務局や文部科学省核融合分野担当を経て2021年にCICに転職。現在はライフサイエンス分野を中心にディープテック分野のスタートアップの成長支援や海外展開支援等に携わる。
関 大吉
Seki Daikichi
株式会社aiESG
最高経営責任者
京都大学にて物理学の研究で博士号取得後、アクセンチュア株式会社AIセンターのデータサイエンティストとして、京都大学や九州大学との産学連携の立ち上げと取り纏め、産学連携戦略の立案と実施を行う。九州大学との連携成果は、同社のAI Powered サービスの一つとして開発をリードし、顧客への実装業務にも従事。
髙橋 佑也
Takahashi Yuya
文部科学省
科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室課長補佐
2013年に文部科学省に入省後、ライフサイエンス課、研究開発戦略官付(核融合)等の部署や内閣府科学技術・イノベーション推進事務局で科学技術・イノベーション政策等に従事。2024年夏より、現在の人材政策課にて博士を含む研究者等の育成・確保に関する政策立案を担当。
田附 千絵子
Chieko Tazuke
Sakana AI
Project Manager
Sakana AIではProject Managerとして生成AI技術を社会実装する業務に従事。前職のSony Innovation FundではInvestment Directorとしてディープテックスタートアップに投資。それ以前は経営共創基盤シンガポール、経済産業省に勤務。シンガポール国立大学MBA、東京大学大学院医学系研究科博士(医学)